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   会長あいさつ Yatsushiro Dental Association 2019 ©  11892

就任のご挨拶

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 令和元年6月29日の八代歯科医師会定時総会でご信任をいただき、八代歯科医師会会長を拝命いたしました山口透でございます。

 わたしは平成5年に歯科医院を開院しまして、ほぼ同時に八代歯科医師会に入会させていただきました。以来25年余にわたって、地域歯科医療と八代歯科医師会のために微力ながら尽力してまいりました。

 その間、学術担当理事として3年間、会員の学術研鑽に関するお手伝いを、地域保健担当理事として5年間、主にやつしろ地域の住民の皆様に広く知っていただいている「やつしろ歯の祭典」の開催について、口腔保健センター担当理事として2年間、主に休日救急歯科診療について、専務理事として4年間、水上正太前会長を補佐しながら会務全般について携わってきました。

 これらの経験を活かしながら、住民の皆様の歯と口の健康、ひいては全身の健康に少しでも寄与したいと考えております。歯と口の健康は、以前から全身の健康につながると言われてきましたが、当初はなかなか充分なエビデンスを欠いていたものの、近年の研究成果より、様々な疾患との関係が明らかになり、医科の先生方も口腔ケアの重要性を指摘されるようになり、マスメディア等の影響もあり、すでに広く多くの国民の皆様にも浸透していっております。

 生活習慣病、とくに糖尿病に関しては、歯周病との相互の関係が特に重要視されており、一昔前は、糖尿病の既往を持つ患者さんは歯周病が増悪しやすいという片方からの認識でしたが、現在では、歯周病を歯科で治療すると糖尿病も改善するエビデンスは確かなものとして認識されるようになりました。丁寧な歯周基本治療をすると、HbA1cが0.3〜0.4改善するというものです。その他、誤嚥性肺炎、動脈硬化、胃潰瘍、低体重児出産・早産、認知症などなど、様々な疾患と歯科疾患の密接な関わりが解明されてきています。

 私が会長に就任したのはちょうど「令和」という新しい時代が始まるときでした。「令和」は、これまでの政府見解等を考慮しながら短く端的に意味を表せば「美しい調和」ということであるようです。「調和」は万人が受け入れやすい概念であるように思いますが「美しい」の部分の「令」については様々な受け取り様があり、様々な分野での解釈や擦り合わせの努力が必要ではないかと思います。

 一方、時代は「高齢社会」であり、逆ピラミッドへの様相を見せている年齢構成の中で全年齢層ライフステージに目を配りながら、適切な歯と口の健康に寄与することは、なかなか困難な課題であると思います。その辺の「調和」をどう作っていくか?どのような「令」にするのか?が、これからの私達に課せられた命題であるような気がしています。

 歯と口の健康が全身の健康や心の健康と「美しく」「調和」して、住民の皆様のQOLを向上させて、豊かな価値ある人生につながることを祈念して、私の就任のご挨拶に代えさせていただきます。これからどうぞよろしくお願い申し上げます。



一般社団法人 八代歯科医師会
会長 山口 透
第32代会長(最新) 山口 透 
第30・31代会長 水上正太 
第28・29代会長 中川純一 
第26・27代会長 増田 了
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